オスプレイがアメリカも認める世界一危険な普天間基地に配備された。ここには多くの問題点が内包している。オスプレイが何度も墜落事故を起こし、その危険性が払拭されていないこと。普天間基地の固定化とともに、基地周辺が市街地という危険性の問題。沖縄県民の反対にもかかわらず、これを無視して配備したこと。アメリカと日本では配備や訓練に対するアメリカ側の姿勢が異なること。全国各地に及ぶ飛行訓練が計画され低空飛行に対する不安が広がっていること。このようにあげれば切りがないほど問題が山積している。
このような状況の中で民主主義とは何かを考えさせられる。多くの国民と現地沖縄が反対しているのに、これを強行する野田政権のあり方が問われている。野田政権は代議制のもとで選出された間接民主主義の一つの形態である。これに対比されるのが国民の意思を直接いかす直接民主主義がある。この直接民主主義と間接民主主義の両者が統一されてこそ民主主義は本領を発揮することができる。いまは民主主義に名を借りた国民無視の政治の横行と言える。
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