昨日ガイドの案内でドブロブニクの旧市街を散策した。昔は5000人から8000人が生活していたという。現在は800人しかいないとのこ。世界遺産になり、地価の高騰や改修がままならず維持が大変で売って近隣の地域に移り住むという。
この街は昔は民主共和制で元老院の議会があり、そこで街の政治が決められたという。元老院によって執政官が決められ30日間家にも帰れず元老院が決めた政治の具体化を図るという。窮乏を訴え貧困者には窓口が置かれ救済措置が取られた。こんな話を聞いていると、いまの政治の堕落が嘆かわしくなる。
旧市街の市壁を一時間ほどかかって歩くと各家の様子がよくわかる。この狭い空間に生活を営むことから、個人のプライバシー権が生み出されてきたとも言える。
ほとんど海岸線を204キロかけて次ぎの地へ移動した。この景色を見ながらガイドの説明にあった「この国の産業は観光しかない」ということが理解できた。海岸線に並ぶ別荘のような建物の多さ。紺碧の海と家の白さが際立つ。
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